ソフトバンク光のマンションタイプは通信速度に注意!配線方式や工事についても解説 | heary.jp

ソフトバンク光のマンションタイプは通信速度に注意!配線方式や工事についても解説

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ソフトバンク光のマンションタイプとは、マンションやアパートなどの集合住宅向けのネット回線プランです。

ソフトバンク光には一軒家などの戸建て住宅向けのファミリータイプというプランもありますが、料金や通信速度が異なるうえにマンションでファミリータイプを選ぶことはできません。

■この記事でわかること

  • マンションタイプとは
  • ファミリータイプとマンションタイプの違い
  • マンションタイプの通信速度
  • マンションタイプの提供エリア
  • マンションタイプの月額料金

ソフトバンク光マンションタイプはお住まいのマンションやアパートの設備に応じて加入できるプランが決まっていて通信速度もプランによって大きく違います。

そのためソフトバンク光のマンションタイプにおける各プランの詳細や通信速度、提供エリアなどを解説しました。

ソフトバンク光マンションタイプは集合住宅向けプラン

冒頭でも申し上げた通り、ソフトバンク光マンションタイプはアパートやマンションなど集合住宅向けのネット回線のプランです。

ソフトバンク光マンションタイプはNTT東日本エリアとNTT西日本エリアで加入できるプランが違いますが、名称が違うだけで内容や料金は全く同じです。

ソフトバンク光マンションタイプの詳細については下記の表をご覧ください。

項目 詳細
契約期間 2年自動更新 or 自動更新なし
NTT東日本のプラン ギガスピード/ハイスピード/マンション
NTT西日本のプラン スーパーハイスピード/ハイスピード/マンション
月額料金 4,180円~5,390円
解約違約金 最大4,180円
通信速度 100Mbps~1Gbps
工事費 最大26,400円
初期費用 3,300円
提供エリア 全国
おうち割光セット 利用できる

月額料金は全プランで2年自動更新なら4,180円、自動更新なしなら5,390円と契約期間によって変わります。

ソフトバンク光マンションタイプのプランは選べるわけではなくマンションの設備によって加入できるプランが違うので注意が必要です。

配線方式によってプランに違いがある

マンションやアパートに設置されているソフトバンク光の設備には光配線方式、VDSL方式、LAN配線方式の3つの配線方式があります。

具体的に配線方式とは、マンションの共有部分から各部屋にネット回線を繋ぐ際の配線方法のことを言います。

どの配線方式でも料金は同じですが、配線方式によってソフトバンク光マンションタイプでは加入できるプランが違うので確認しておきましょう。

加入できるプラン
光配線方式 ギガスピード(スーパーハイスピード)orハイスピード
VDSL方式
LAN配線方式
マンション

ソフトバンク光マンションタイプは光配線方式の場合はギガスピード(西日本ならスーパーハイスピード)かハイスピード、VDSL方式とLAN配線方式の場合はマンションで契約することになります。

ちなみにギガスピードとハイスピードもプランを選べるわけではないので注意しましょう。

あくまでお住まいの配線方式や設備に応じて加入できるプランが自動的に決まるようになっています。

契約期間は2年がおすすめ

ソフトバンク光マンションタイプは全プランで同じ月額料金ですが、契約期間が2年間の自動更新か、契約期間がない自動更新なしのどちらかを選ぶことができます。

2年自動更新プランは契約期間が2年縛りになりますが、毎月の月額料金が安いのでお得にネット回線を使うことができます。

反対に自動更新なしプランを選んだ場合いつ解約しても違約金はかかりませんが、代わりに2年自動更新プランよりも月額料金が1,210円高くなるので注意しましょう。

月額料金 解約違約金
2年自動更新プラン 4,180円 4,180円
自動更新なし(契約期間なし) 5,390円 なし

ソフトバンク光マンションタイプは、2年以内に解約する可能性がない人は2年契約がおすすめです。

なお2年自動更新プランでも更新月に解約すれば解約金はかかりません。

おうち割光セットの割引が使える

ソフトバンク光のマンションタイプを契約すれば、おうち割光セットの割引を使うことができます。

おうち割光セットとはソフトバンクスマホとソフトバンク光をセットで契約するとスマホの料金が永年的に毎月最大1,100円割り引かれるサービスです。

契約者だけでなくその家族も最大10回線まで割引が適用されるので、2年間利用すれば一人当たり26,400円の割引になるので加入しておいて損はないですよね。

ちなみにおうち割光セットを適用するにはソフトバンク光で指定のオプションへの加入が必須になるので、下記記事から詳細を確認しておきましょう。

ソフトバンク光のマンションタイプでもIPv6接続が可能

ソフトバンク光のマンションタイプでは光BBユニットをレンタルすることでIPv6接続が可能になります。

一般的な接続方法のIPv4は、光回線サービスを提供するために必要なプロバイダ設備が限られており、アクセスが集中する時間帯や曜日だと回線速度が低下して繋がりにくくなることがあります。

IPv6は最新のインターネット接続方式のため、混雑した回線を避けた通信が可能となり回線速度の低下を改善することができます。

ちなみに光BBユニットとはソフトバンク光専用のルーターのことで、使用すると通常より通信速度を上げることができるため、さくさくインターネットを使いたい人は使ってみるのもアリですね。

ソフトバンク光のファミリータイプとマンションタイプの違い

ソフトバンク光にはマンションタイプのほかに戸建て向けのファミリータイプというプランもあります。

マンションタイプとファミリータイプの違いについては下記をご確認ください。

ファミリー マンション
建物 一軒家、戸建て アパート、マンション
月額料金 5,720円 4,180円
最大通信速度 1Gbps 1Gbps
契約期間 2年 or 5年 2年 or 契約期間なし
開通工事 あり あり
おうち割光セット 利用可 利用可

ファミリータイプはマンションタイプと比べて月額料金が高くなりますが、単独配線ができるため通信速度がマンションタイプよりも安定して速いという特徴があります。

ちなみにソフトバンク光では住んでいる建物によって加入できる契約タイプが決まるため、基本的にマンションに住んでいるとファミリータイプを選べません。

ソフトバンク光マンションタイプの通信速度

ソフトバンク光のマンションタイプは配線方式によって最大通信速度が変わります。

なおソフトバンク光の公式に記載している通信速度は実測値ではなくあくまでベストエフォート型なので最大通信速度になります。

最大通信速度
光配線方式 1Gbps
VDSL方式
LAN配線方式
100Mbps

一般的な通信速度の目安でいえばYouTubeの視聴でおよそ25Mbpsほどあれば十分だと言われています。

オンラインゲームや高画質な動画などを楽しみたい場合は100Mbps以上必要なケースもあるので通信速度については事前に確認しておくといいでしょう。

光配線方式の通信速度

光配線方式は3つの配線方式の中で最も最大通信速度が速い配線方式で、電柱から各部屋まで光回線のみを使って接続する配線方式です。

光配線方式の通信速度は上り下りともに最大1GbpsなのでYouTubeはもちろんオンラインゲームやネットサーフィンなどでも問題なく利用できると言えます。

光配線方式の確認方法の基準としては、自宅に光コンセントが設置されているかどうかで確認することができます。

光コンセントとはLANケーブルの差し込み口のことで、自宅に光コンセントの差し込み口があれば光配線方式になります。

ちなみに光コンセントが設置されていなくても光配線方式に対応している場合はあるので、気になる人はマンションの管理会社に配線方式を確認してみましょう。

VDSL方式の通信速度

VDSL方式は電話回線を使って各部屋まで接続する配線方式です。

電柱からマンションの共有スペースまで光回線を引き込み、共有スペースから各部屋へ電話回線で接続します。

VDSL方式の通信速度は上り下りともに最大100MbpsなのでYouTubeやネットサーフィンは問題なくできますが、オンラインゲームなどでは通信速度が遅いと感じることもあるかもしれません。
VDSL方式は光配線方式と比べると最大通信速度が約10分の1になってしまいます。

LAN配線方式の通信速度

LAN配線方式はLANケーブルを使って各部屋まで接続する配線方式です。

VDSL方式と同様に電柱からマンションの共有スペースまで光回線を引き込みますが、共有スペースから各部屋へはLANケーブルで接続します。

LAN配線方式の通信速度はVDSL方式と同じで上り下りともに100Mbpsです。

LAN配線方式では、VDSL方式と同じようにYouTubeやネットサーフィンは問題なくできますが、オンラインゲームなどでは通信速度が遅いと感じることもあるかもしれません。

マンションタイプの最大通信速度は申し込みしないとわからない

ソフトバンク光のマンションタイプは申し込みをした後でないと加入できるプランはわかりません。

つまり申し込みをする前にマンションやアパートの配線方式を管理会社に問い合わせて確認しても加入できるプランがわからないので最大通信速度はわからないということです。

ちなみに申し込みして後から通信速度が遅いことが判明しても、開通工事予定日の2営業日前までに申し込みをキャンセルすればキャンセル料や手数料などはかかりません。

ソフトバンク光のキャンセル方法やキャンセルする際の注意点に関しては下記記事で確認しておきましょう。

ソフトバンク光マンションタイプの提供エリア

ソフトバンク光マンションタイプはNTTフレッツ光回線を利用するため、提供エリアはフレッツ光と同じになります。

そのためお住まいのエリアがソフトバンク光マンションタイプの提供エリアかどうかは、NTTの提供エリアを確認すれば正確に調べることができるということです。

NTT東日本とNTT西日本で提供エリアの検索先が異なるので、お住まいのエリアの方で確認しておきましょう。

NTT東日本の提供エリア

ソフトバンク光マンションタイプのNTT東日本提供エリアはフレッツ光のホームページから確認することができます。

お住まいの地域の郵便番号を入力すればソフトバンク光マンションタイプの提供エリア内かどうか簡単に確認することができます。

入力された郵便番号が提供エリア内だった場合は”ご指定の住所は光アクセスサービスの提供エリアです”と表示されます。

NTT西日本の提供エリア

ソフトバンク光マンションタイプのNTT西日本提供エリアはフレッツ光西日本公式ホームページから確認できます。

西日本エリアは郵便番号だけでなく電話番号からもエリア検索ができます。

情報を入力し提供エリア内だった場合は”ご指定の住所はフレッツ光のご提供エリアです”と表示されます。

ソフトバンク光マンションタイプは開通工事が必要

ソフトバンク光マンションタイプは、新規契約の場合開通工事が必要になります。

ただ乗り換え(転用や事業者変更)で自宅にフレッツ光を導入済みの場合立ち合い工事の必要はありません。

開通工事
新規契約 必要
転用 不要
事業者変更 不要

工事が必要な場合マンションの共用部分や各部屋の開通工事をすることになるため、事前にマンションの管理会社やオーナーに工事の許可を取らなければいけないので注意しましょう。

工事費用がかかる

ソフトバンク光マンションタイプを新規契約した場合、開通工事が必要になるため工事費用がかかります。

ただ建物の設備状況によって工事方法やかかる費用がかわるので確認しておきましょう。

■ソフトバンク光の工事費

  • 屋外工事+室内工事(立ち合い工事):26,400円
  • 室内工事のみ(立ち合い工事):10,560円
  • 無派遣工事:2,200円

もとからNTT設備が備わっていない場合屋外・室内工事をすることになりますが、もとからNTT設備が備わっている場合は室内工事のみすることになります。

また屋外・室内にNTT設備を導入済みの場合は立ち合い工事が不要なので無派遣工事となります。

ソフトバンク光の工事費用は誤請求トラブルがあったり、追加料金がかかるケースもあるので下記記事で詳細を確認しておきましょう。

マンションタイプで工事ができない場合の対処方法

ソフトバンク光マンションタイプは、以下のような場合工事ができない可能性があります。

  • 管理会社からの許可が下りなかった
  • 設備状況に技術的な支障がある
  • 配管に空きがないためケーブルを通せない

もし上記のような理由で工事ができなかった場合や、工事費用をかけたくない人はソフトバンクエアーを使ってみるというのも手です。

ソフトバンクエアーは無線で電波を受信するため開通工事の必要がなく、通信速度も最大で838Mbpsになるので快適な通信ができます。

ソフトバンクエアーとソフトバンク光の違いや、申し込む際の注意点などについては下記記事を参考にしてください。

ソフトバンク光マンションタイプの月額料金

ソフトバンク光マンションタイプはエリアや回線タイプが違っても月額料金は変わりません。

回線プラン 2年自動更新 自動更新なし
東日本エリア
  • マンション・ギガスピード
  • マンション・ハイスピード
  • マンション
4,180円 5,390円
西日本エリア
  • マンション・スーパーハイスピード
  • マンション・ハイスピード
  • マンション
4,180円 5,390円

ちなみにソフトバンク光は提供エリアによってプラン名が若干違いますが、内容や月額料金は同じです。

自動更新なしプランの場合月額料金は5,390円なので、2年自動更新プランよりも1,210円高くなります。

ソフトバンク光マンションタイプの初期費用

ソフトバンク光マンションタイプを契約した場合、工事費用とは別に初期費用として契約事務手数料3,300円がかかります。

契約事務手数料はソフトバンク光の初月料金に合算されて請求されるので「初回請求額が高い」や、「初回請求額がおかしい」といった勘違いをしないようにしましょう。

ちなみに事業者変更(光コラボ回線から乗り換え)や、転用(フレッツ光から乗り換え)の場合も契約事務手数料3,300円がかかります。

ソフトバンク光マンションタイプに関するよくある質問

ソフトバンク光のマンションタイプに関するよくある質問をまとめました。

マンションタイプの解約金はいくら?

ソフトバンク光マンションタイプは契約期間が2年自動更新プランだと解約金が基本料金の1か月分になります。

例えばソフトバンク光マンションタイプのギガスピードプランで2年以内に解約した場合、4,180円の解約金がかかるということです。

ただ解約金は解約のタイミングによっては免除されることもあるため、下記記事で解約に最適なタイミングを確認しておきましょう。

マンションタイプのプランは選べる?

ソフトバンク光マンションタイプは配線方式によって加入できるプランが決まるので、プランを選ぶことはできません。

お住まいの物件がどの配線方式なのか知りたい人は、マンションやアパートの管理会社やオーナーに問い合わせてみましょう。

マンションタイプからファミリータイプに変更できる?

ソフトバンク光は引っ越しなどでお住まいの建物がマンションから一軒家に変わった場合、マンションタイプからファミリータイプに変更することができます。

マンションタイプからファミリータイプにプラン変更したい場合は、サポートセンター(0800-111-2009)に電話で問い合わせるかチャットサポートから手続きをしましょう。

ソフトバンク光のサポートセンターは混雑していて電話が繋がりづらいことも多いため、電話が繋がらないときの対処法や注意点について下記記事で確認しておきましょう。

マンションタイプで回線タイプを変更できる?

ソフトバンク光マンションタイプでは契約した後からなら回線タイプを変更することができます。

例えばマンションハイスピードからマンションギガスピードのように、回線タイプの変更ができるということですね。

ただ回線タイプの変更には工事費がかかる場合があるので注意しましょう。

ちなみに回線タイプの変更についてはソフトバンク光のサポートセンター(0800-111-2009)かチャットから手続きができます。

マンションタイプは通信速度が遅い?

ソフトバンク光のマンションタイプはファミリータイプに比べて通信速度が遅いと感じる人もいるかもしれません。

通信速度が遅くなる理由としては、ファミリータイプは光回線を単独配線できますが、マンションタイプは光回線をマンションやアパートの各部屋で共有して使うためです。

通信速度を速くしたい人は、ソフトバンク光のBBユニットをレンタルすればiPv6接続ができるようになるので通信速度を通常よりも速くすることができます。

ただ配線方式がVDSL方式やLAN配線方式だと最大通信速度が100Mbpsほどなので、ソフトバンクエアーを検討してもいいかもしれませんね。

まとめ

ソフトバンク光マンションタイプはマンションやアパートなどの集合住宅向けのネット回線プランになります。

ソフトバンク光マンションタイプは契約プランによって最大通信速度に違いがあるので、通信速度にこだわりがある人は注意が必要です。

最大通信速度
光配線方式 1Gbps
VDSL方式
LAN配線方式
100Mbps

ソフトバンク光のマンションタイプは、申し込みをするまで加入できるプランがわからなかったり、新規契約の場合開通工事が必要になるため事前によく検討してから契約するようにしましょう。

 

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